さて引き続きminiの板金中です。
前回作成したピースをmig溶接機で疑似スポット溶接。パネルの接合面はどうしても点付け風で間が開いてしまうのですが、今回の箇所は強度も受ける箇所で、かつ窓周りという防水も気を使わないといけない部分なので、溶接後に全体に半田を流しました。(もともと3ピースを継いで作ったので穴だらけですし・・)
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半田の板金については最近旧車雑誌などでも書かれているのでご覧になった事のある方も多いと思いますが、基本的にはヤニ無しの棒半田、しかも鉛の含有率の高い物をバーナーであぶって使います。本格的なプロになると、溶かしたラードをつけた木コテを使って、パテの要らないレベルまで半田だけでフォーミングしてしまうそうですが、さすがに私はそこまでの腕はありませんのでロウ付けとある程度の形成までで妥協することにしました。なお、半田付けには必ずフラックスでの足付けが必要で、しかも終わった後はアルカリ性の液体で綺麗に拭き取っておかないとそこからグングン錆びますのでご注意を。たまに電気工作用のヤニ入り半田で板金しているのを見かけますが、あれはヤニをそのまま残したら間違いなく後から錆びます。
半田での板金は個人的にもかなり興味があり、海外から道具を個人輸入することも検討していますが、とりあえずminiにそこまで時間を掛けられないので今回はこのままパテへ・・。プロの半田板金のムービーがYoutubeにあったのでご覧くださいまし。

パテ付けはあくまで塗料メーカーの指示通りに作業を行います。本当は鉄板の表面に防錆力の高くパテも密着できるプライマー(スタンドックスのレッドブラウン等)を塗ってからパテを入れたいところですが、最近は環境汚染への配慮と、パテとプラサフの性能が向上したとの理由によりこの手のエッチングプライマー類が手に入りにくいようです。塗料屋さんも今はあまりお勧めしてないようなので今回はいきなりパテで行きます。
1. 足付け&脱脂
ペーパーとワイヤーブラシでギコギコに荒らした後、ロックのプレソルベントで脱脂。



ロック プレソルベント 塗面洗浄剤
2. 板金パテ
ロックの板金ファイバーパテ(キティーヘアー)でだいたいの形を作ります。今回ヘタクソ板金の仕上げなので部分的にかなり厚くパテを入れないといけません。5mm以上の厚みが想定される場合はまずはコレです。カーボン繊維が混入してあり、収縮は少なく硬化後はかなりの強度を保ちます。サンディングする時は防塵マスクをしましょう♪



ロックファイバーパテ 超厚付けが可能なカーボン繊維入りパテ
3. ポリパテ
ファイバーパテで概ねの形を作ったら、細かい部分はこのポリパテ(中目)で。ただしこのポリパテは防錆鋼板には付きが悪いようなので、今回はminiだから問題ありませんが最近の車に使う場合はEZパテってのを使うべきみたいです。



ロックポリパテ ヘラ伸びが良く研磨性にすぐれたポリパテ
(防錆鋼板には使用できません)
4. グレージングパテ(ラッカーパテ)
最後はこのチューブ入りのグレージングパテで素穴やデコを拾ってオシマイ。



ロックグレージングパテ ヘラ伸びが良く拾いパテに最適
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・・・って書くと簡単なんだけどさー。これ週1日しか作業できない素人にはマジでキツいっすよ(爆)
毎週パテ盛って研いでるだけで、ほとんど「趣味はパテを練って盛って研ぐことです」としか言えない状況に(苦笑)
素人板金や塗装は得意だと思ってましたが、三次元形状&周囲のパネルとの取り合い溶接がある強度部位のAピラーなんて間違っても自分で直そうと思ってはいけないということが良くわかりました。
乗りかかった船だから最後までやりますぜ、へい・・・。あとは外側の方のラインを削り出せばOKかな・・・(もはや板金というより粘土細工・・)
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