そこに解体屋さんがあるのは知ってました。
私が小さいころは結構流行っていたように見えていて、今も昔もずっとそのままの佇まいで街道沿いに建っていました。ただ、幸か不幸か通りの激しい街道沿いにあり、なかなかゆっくりと見ることは無いまま月日が流れていきました。
私が230に乗り始めてしばらく経ったある日、たまたま渋滞でこの店の前に止まった時、はじめてこの解体屋さんが遥か昔に営業を止めており、いまは廃墟となっていることに気がつきました。
それからしばらく経ったある日、同じく地元で230に乗るRさんと一緒にこの解体屋を訪ねてみようという話になり、初めて間近でヤードを覗き見ることになったのです・・・んがっ!!驚いた!
なんと20年はそのままであろうショーケースには、130セドやら箱スカやらのテールランプが100台分はあろうかという勢いで山積みに・・なんと夢にまで見た「失われたパーツの山」は、自宅からチャリで20分の東京の住宅街にあったのでした(笑)
近くのオーナーの家に行きインターホンを押すと、奥さんが出て「主人が体を壊してからもう長いこと営業していないんです」とのこと。私はオーナー宛に手紙をしたためて、ポストに投函して帰りました。「パーツを譲ってください」と。
それからしばらくしたある日、オーナーというお爺さんから電話があり、私は埜村総業のN社長と共に再びあの解体屋を訪れました。恐らくウン十年ぶりに来た客と話す店主はとても良い人で、話はトントン拍子に進み、ショールームの中に積み上がっている不良在庫のパーツを譲っていただけることになりました。すべて丸ごと、旧車のテールランプ数十(数百?)台分!!!!(核爆)
帰り際、オーナーのお爺さんがニヤッと微笑んで、私たちにこう言いました。
「インターネットかなんかで売ればいいじゃない」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。(滝汗)
そんなわけで、私たちはなぜか廃業した解体屋さんの不良在庫を丸ごと引き受けることになってしまい、あちこちのフリマに山ほどのパーツを背負って登場することになりました。「成城尾灯商会」という屋号で、いまは亡きあきる台公園の旧車マーケットや、JCCAクラシックカーニューイヤーミーティングのクラブスタンドなどに出店していたのでお会いしたことのある方もいらっしゃるかもしれません。
あの日、アメリカで見た払い下げのグレイハウンドにパーツを満載した夫婦よろしく、ついにトランポにパーツを満載してフリマに参加してすることになった私たち。なぜかそのトランポの方が話題になってましたが・・・・(もちろん私のじゃないですよ、N社長の車です・苦笑)
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最近みんな忙しくなって、共同出資した全員でフリマに出店する余裕が無くなってしまいました。このまま不良在庫化してもしょうがないので、これからは頃合いを見てボチボチとネットで売っていこうかと思っています。
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注・これは事前に執筆したものをタイマーで公開しています。私はいまロンドンにいます。

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